きれいに炭を焼くとは?

紀州備長炭は、焚口で焚いて焚いて蒸して蒸して原木に着火し、炭化が始まり炭化が終わる頃に煙の色が白から青に煙の臭いもガスの匂い変わり24時間かけて少しずつ窯出しの口を空けていきます。この一連の作業一つでもかけていると良い炭は生まれません。

製造時に高温で焼成されていることから炭素以外の木質由来の油やガス等の可燃成分の含有量は少なく、かつ長時間燃焼する。また炎や燻煙も出難く調理に向いているとされる。 煙が少ない為、雑味が付きにくく、炭火焼を売り物にする料理屋(鰻屋、焼き鳥屋)などの燃料として使用される。樫による白炭を備長炭と呼ぶが、製法等が広く伝わって同様の製法を行う白炭に用いられる事もある。 燃料以外に、さまざまな用途に利用されている。備長炭は無数の小さな空洞(細孔)に様々な物質を取り込む(吸着)ことができる。備長炭1g当たり200~300㎡(テニスコート1面強)の表面積があると言われている。


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