窯出し

紀州備長炭の窯出し前は、窯出し口を24時間かけて少しずつ空けていく作業です。
これはゆっくり窯の中に空気を入れていく感覚ですね。この作業で炭の良し悪しが決まる作業なので、自分は一番気を使います。
この作業の前に次の窯入れの原木を用意しておかなくてはいけません。
窯出しの余熱を使って暖かいうちに原木を窯に入れていく紀州備長炭を作る上で大事だと思います。焚いて原木の水分を抜くのと余熱も使ってじわじわと水分を抜くのでは炭のしまりや重さに違いがかなりでて燃焼時間と燃焼温度が変わって行きます。
先人の知恵というものはかなり偉大ですね。

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