「割」と一致するもの

紀州備長炭の銘柄に半丸と割があります。
原木のウバメガシは、太さもバラバラで自然の商材なので同じものは二つとありますせん。
太い原木は半分に割ったりそれでも太いものは更に割って四つ割りにします。これは、どうやって見分けるかというと長年の経験によるものです。弊社では、割るときは割り機を使わず全てチェーンソーで割っております。
それはなぜかというとやはり炭にした時にきれいになるからです。
割り機は無理やり割りますがチェンソーは、切るからその違いでしょう。
手間をかければかけてやるほど炭はそれに答えてくれます。


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紀州備長炭の銘柄には馬目・樫とあります。
樫とは、馬目が格落ちしたものウバメガシ以外の木を使ったものを樫と言います。箱のサイズも一般には15kg1号というものを使います。15kg1号に入らない収まらない物を2号.3号に入れてるものも銘柄は樫といいます。炭の肌も割れが多かったらり鱗のようになっているものは大体が軽い炭になっています。軽い炭は火付けが良いが燃焼時間や火力はかなり劣っていると思っていいでしょう。家庭用などいいかもしれませんがお店には不向きです。

割・半丸の原木の写真は、割り機を使ったものとチェーンソーで割ったものです。
炭になったことを考えるとチェーンソーで割る方がきれいです。

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木ごしらえまたは、原木をノスと言っています。ノスは、方言で真っすぐさせるという意味です。
木ごしらえと聞いたら大工さんの隅木・桁・桁・柱・はり・垂木などの鉋削りを思う方も多いでしょうが、紀州備長炭の木ごしらえとは、原木(ウバメガシ)の節を取り・曲がったところを切れ込みを入れてクサビ(カマシ)を入れて真っすぐにしたり、太い原木は、半分・四つ割りにし、同じ長さのものを3本を1組にし縛っていきます。これが木ごしらえと言います。

木ごしらえの大事なことは炭になった時の事を考えて木ごしらえ作業をしていきます。原木の節が炭になると爆超の可能性があります。残さずきれいに除き、また、太い原木は半分・四つ割りにしますが割り機だとどうしても肌がザラザラになりますので全部チェーンソーで割っております。

その後、窯入れまで原木ウバメガシは生ものなのでこまめに水をかけています。
いい炭を作るには木ごしらえからだと思い日々の作業を進めています。


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本場紀州産の紀州備長炭は、最高級と言われる土窯で作られた本物の紀州備長炭 真空パックの販売。


紀州備長炭になっても呼吸をしています。その際、湿気を吸収してしまい燃料として使用した場合には、爆張します。湿気を吸わないよう、真空にしてお客様のもとにお届けしております。
1kgづつ小分けにして3kg、ご用意しております。
紀州備長炭は、非常に硬い炭です。パックを傷つけて穴を開けてしまう恐れがあるので炭とパックの間に、和紙を敷いております。

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真空パック
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紀州備長炭 業務用 半割15kg

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<紀州備長炭 業務用のご使用方法:
紀州備長炭が燃焼すると、一酸化炭素などのガスが発生しますので使用する場合は、1時間に2~3回ほど換気をして下さい。
着火した紀州備長炭から火花が飛んだり、炭がはじけ飛ぶ事がありますので顔や衣類を火にあまり近づけず紙やプラスチックなどの可燃物は火から離して下さい。
ご使用後の炭は完全に消化して下さい。
湿気の多い場所に置かないで下さい。
燃料以外の用途に使用するときは、販売店に使用方法をお尋ね下さい。


紀州備長炭 業務用 半割15kg

割れの少なく均一にしっかり焼かれてる硬質になった紀州備長炭どうしで叩くと澄んだ音がします。割れが多いと鈍い音になります。購入した紀州備長炭で是非試して欲しいですね。今日から箱詰めでした。夏場30度超えると窯場の作業もかなりハードになってきましたね!こまめな水分補給をして熱中症対策を心がけていかなくては今年の夏は乗り切れない気がします。hk1.jpg
紀州備長炭の音
YouTubeチャンネル hk03.jpg紀州備長炭の小口は、均一に焼かれているとこのような光り方や断面になります。

紀州備長炭の原木は樫・ウバメガシですが、弊社ではウバメガシです。
ウバメガシは、水に沈むし日本で5本の指に入るほどの硬さです。
日本の沿岸部に分布しています。この原木を山から切り出し窯場へ運び曲がったところにくさびを入れてまっすぐにしたり、太ければ半分や四つ割りして木ごしらえを行い窯入れとなります。過酷な作業ですが、一から携われるので良い炭ができた時は本当に感動します。写真は、伐った直後ですがここからさらに地面すれすれに切り株を切りなおします。そうする事で新芽が出て次の世代につないでいきます。そして枝などかぶせて鹿からも新芽を守る様にします。手間ですがやらないとウバメガシは育ちません。b26.jpg

割.半丸

紀州備長炭の原木のウバメガシは日本の太平洋沿岸部に広く分布しているのですが、硬くて重いです。
重いので水に沈むし日本の木では五本の指に入るくらい硬いです。残りの四本は何かは知りません。。。。
割り機はありますが、炭のなった時チェーンソーの方がきれいなので割り機は使ってません。
ほんとに、チェーンソーで割ると体の負担は半端ないですがでも一本一本ええ炭なれよぉ~と思いながら
頑張っております。

原木の曲がりをくさびを入れてまっすぐにしたり、この記事のように太い原木を割ったりという作業を木ごしらえと言います。
自分の中では、いい炭の第一歩はこの木ごしらえをどれだけ手間をかけてあげれるか?だと思い節一つコツコツ切って窯出し後の窯入れに備えていきます。

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