紀州備長炭の火起こしって大変で、家では大変で主にお店で使っているものだとお思いの方が大半だと思います。いえいえそんな事はございません。自分は、BBQの時はいつも家族・友人を集めて紀州備長炭を使っております。キャンプでは火を薪で起こしております。その火を使えば楽に起こせます。家では、火起こし器を使えば15分もかからずに真っ赤に光り輝きます。お客さんと話していて気付いたのですが『いこる』という言葉はわからないようで、これは真っ赤に燃焼しているという事です。BBQ用の炭は、ホームセンターで売っています。BBQの時に炭から出る匂いは独特ですが紀州備長炭は出ません。そして、一番はどれくらいの量でどれくらいねんしょうしているのか?ですね。大人2人・子供2人で2kgだと4時間から5時間ほど燃焼します。炭つぼがあれば残った炭をつぼに入れれば次の種火として使えます。ぜひとも試して頂きたいです。
キャンプ用・家庭用(1kg)真空パック camp7.jpg camp1-2.jpg camp1-3.jpg

硬質な紀州備長炭の飲料用(研磨済み)に穴を空けて表面積を増やしております。目に見えない空間が無数にあり、 表面積は炭1g当りテニスコート1面強に、そして白炭アルカリ性です。ナトリウム・カリウム・マグネシウム・ケイ素など含まれていてミネラル効果も加わり、まろやかなおいしい水に! 13.jpg14.jpg15.jpg11.jpg12.jpg

紀州備長炭の飲料用300g
研摩された紀州備長炭に穴を空けるのはなぜ?
空気(酸素)が少ない所で温度を上げていくと、300℃くらいから急激に組織分解を始め、 二酸化炭素や一酸化炭素、水素、炭化水素などの揮発分がガスとなって抜け去り、『紀州備長炭』 になっていきます。 揮発分が抜け去った跡が小さな孔となって残り、炭の中には目に見えない空間が無数に出来て、 表面積は炭1g当り200~400平方メートル(テニスコート1面強)にもなるといわれています。1kgで約300,000平方メートル。東京ドームに換算すると、6個強もの広大な面積になります。 紀州備長炭に穴を空け表面積を増やす事でさらに増大されます。穴を紀州備長炭に空けるということは、硬質で芯まで均一に炭化したものを選びます。 また、一般的に比較的低温度で出来た炭は酸性で、高温度で出来た炭はアルカリ性になります。 例えば黒炭といわれるものは酸性で、備長炭や白炭といわれるものはアルカリ性です。

紀州備長炭のミネラルのことについて
紀州備長炭は、ナトリウム・カリウム・マグネシウム・ケイ素などいろんなミネラルが含まれています。 しかも紀州備長炭に含まれるミネラル成分は、植物はもちろん人間を含めた生物が生存のために必要とするミネラルと 成分比率がほぼ一致しており、からだにいい理由がわかります。またこれらのミネラル成分は、 樹木の中にあるうちは水には溶けないか溶けにくい性質がありますが、炭化して紀州備長炭となることで 水溶性となって生物に吸収されやすいものとなります。
高温で焼かれた紀州備長炭はアルカリ性で飲料水用には適しています。水に入れても堅く粉が出にくく、 塩素などの有害物質を取り除いてくれます。水道水1リットルに備長炭50~60gを入れると、 ミネラル効果も加わり、まろやかなおいしい水になります。

飲料用販売ページ
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今日も箱詰めです。
夏場の窯場は、今年は特に暑い気がします。
紀州備長炭は、湿気が多いと吸い少ないと吐くといった調整をします。なので床下や部屋などに置いとくと湿度調整・空気を清浄にしたりやてくれます。燃料用では、湿気が多いとバチバチとはじいたり爆張と言って炭の中の水分が熱によって炭が破裂してしまいます。なので箱詰めは2日から3日で終わらせないと湿気をすってしまいます。窯出し時、炭を消化するのは素灰という白い灰です。これも、何日も素灰の中に入れる事はやはり、湿気を吸ってしまいます。紀州備長炭も湿気で重くなり紀州備長炭の本来の重さではなくなります。弊社では箱詰めの際ビニールで包みます。紀州備長炭を湿気から守る為です。b29.jpg

割れの少なく均一にしっかり焼かれてる硬質になった紀州備長炭どうしで叩くと澄んだ音がします。割れが多いと鈍い音になります。購入した紀州備長炭で是非試して欲しいですね。今日から箱詰めでした。夏場30度超えると窯場の作業もかなりハードになってきましたね!こまめな水分補給をして熱中症対策を心がけていかなくては今年の夏は乗り切れない気がします。hk1.jpg
紀州備長炭の音
YouTubeチャンネル hk03.jpg紀州備長炭の小口は、均一に焼かれているとこのような光り方や断面になります。

紀州備長炭の原木のウバメガシを山から降ろす時いろいろな方法で降ろします。
ワイヤーでまとめて一気に下まで降ろしたり、機会を使って下まで運んだりです。
一番きついのはやはり、人力で下ろすのが一番きつい作業ではないでしょうか?
特に夏場、山に登るのも5時や6時で気温の低い時間帯を狙っての山作業になります。
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紀州備長炭の原木は樫・ウバメガシですが、弊社ではウバメガシです。
ウバメガシは、水に沈むし日本で5本の指に入るほどの硬さです。
日本の沿岸部に分布しています。この原木を山から切り出し窯場へ運び曲がったところにくさびを入れてまっすぐにしたり、太ければ半分や四つ割りして木ごしらえを行い窯入れとなります。過酷な作業ですが、一から携われるので良い炭ができた時は本当に感動します。写真は、伐った直後ですがここからさらに地面すれすれに切り株を切りなおします。そうする事で新芽が出て次の世代につないでいきます。そして枝などかぶせて鹿からも新芽を守る様にします。手間ですがやらないとウバメガシは育ちません。b26.jpg

朝の8:15から少しずつ窯出しの口を空けていくあらし作業(精錬)をしています。この作業は24時間1時間ごとにゆっくりと空けていきます。少しづつ空気を送っていき余分な物、主に一酸化炭素などのガスを出していく作業紀州備長炭を作っていく上でかなり上位の大事な作業です。原木は窯出しのあとに窯入れなのでそれまでに木ごしらえをして準備をしておきます。窯入れまでこまめに水をかけておきます。さあ!明日はいい炭が出ますように!そして頑張るぞ!C2BD1327-C761-4207-96CC-33CA8D553DBA.jpeg0F2420CD-74B5-497A-8609-630B5A54F5CB.jpegA9EA3D06-39F2-494B-A2C6-8B6B3D08124A.jpeg